ローランド ディー.ジー.の子会社DGSHAPEが、義歯床と人工歯を一体造形する次世代3Dプリンターの開発を進めています。2027年の市場投入を目指す、国内発のデジタル総義歯ソリューションです。
2026年2月6日の発表によると、開発中の機種は複数色・複数材料を同時に出力できるジェッティング方式で、義歯ベースと人工歯を一体化した「モノリシック構造」の義歯を造形します。同社が歯科用ミリングマシンで培ってきた精密制御技術を応用しているとのことです。
2025年のIDS(国際歯科見本市)で試作機と全部床義歯のサンプルを展示しており、現在は材料強度・審美性・造形効率の改善を含む設計改良を進めている段階です。まだ発売前の開発中製品ですが、削り出し(ミリング)中心だったデジタル義歯製作に、積層造形(3Dプリント)という別の選択肢が国内メーカーからも登場しつつあることを示す動きといえます。
ここがポイント
- 義歯床と人工歯を一体造形する「モノリシック構造」が特徴。
- 複数色・複数材料を同時出力できるジェッティング方式を採用。
- 2027年の市場投入が目標で、現時点では発売前の開発中製品。
- ミリング中心だった国内デジタル義歯市場に、3Dプリントという新たな選択肢が加わる可能性。